予防歯科

歯医者さんのイメージって・・・

皆さんが持っている歯医者さんのイメージにはどのようなものがあるでしょうか?

おそらく

  1. 歯が痛くならないと行きたくない場所
  2. 歯を削られる、歯を抜かれる、とりあえず痛いことをされる
  3. 薬のにおいと、キーンといういやな音がする

今までの歯科治療(特に虫歯治療)はこのような、外科的な治療が多かったためと思われます。しかし、虫歯はある程度進んでしまうと放っておいても治る病気ではないため、このような外科的な処置が必要になります。


虫歯にならないためにはどうするの?

虫歯(う蝕)は歯周病と並ぶ口腔2大疾患のひとつです。現在では減ってきていると言われていますが、それでも虫歯で歯を失うことはあります。
虫歯も歯周病と同じ細菌感染による疾患で、細菌が糖を分解して作った酸によって、歯が溶かされる病気であることは皆さんもご存知だと思います。つまり、細菌がいなければ虫歯にはなりません。もちろん完璧な歯磨き(ブラッシング)ができていれば虫歯にはならないですよね。
この他にも歯の質を強化するためにフッ素を使用したり、間食を控えたり、キシリトール等の代用甘味料を使用することも虫歯を作らないためには効果があります。
歯を磨いていないのに虫歯にならない人がいることはご存知でしょうか?このような人は虫歯菌がきわめて少ないと言えると思います。
ちゃんと歯を磨いているのに、虫歯の治療をしたばかりなのに、またすぐに虫歯になってしまう人っていますよね。なんでだと思いますか?

カリエス(虫歯)リスクテスト

その人がなんで虫歯になるのかを客観的に把握する方法としてカリエスリスクテストを受けてみませんか?

<カリエステストとは?>

  1. お口の中にいる2大虫歯菌
    • (ミュータンス菌とラクトバチルス菌の量)
  2. 唾液のPH
  3. 唾液の量
  4. 唾液の緩衝能
  5. フッ素の利用度
  6. ブラッシングの状態
  7. 虫歯の治療歴や今の虫歯の様子

などを総合的に判断して、その方の虫歯になりやすさを診断する分析テストです。
これによって虫歯になりやすい人の明確な答えが見えてくると思います。
虫歯になる原因が異なれば予防法も人それぞれで異なりますよね。つまりその人の生活習慣も含めて口腔内の状況を把握し、虫歯の予防プランを考えていく必要があると思います。
そしてその人にあった虫歯の予防方法をご提案させていただきます。

予防歯科って何するの?

治さなくてはいけない虫歯はもちろん治療しますが、同じ歯(もちろんそれ以外の歯)を再び治療しなくて済むように、まずは予防プランをご自宅でがんばってもらいます。あとは定期的に来ていただきチェックと管理をさせていただくことを予防歯科と考えています。つまり歯科医院は治療する場所ではなくなるわけです。
これからの歯科医院のスタイルは外科的な治療を行う場所から、患者さんとともに予防と管理を行う場所へと変化していくことが理想的であると思います。
このようなスタイルの歯科医院を目指してスタッフ一同頑張っています。

毎日、きちんと歯を磨くだけでは虫歯予防は難しいのです。
大切な事は、虫歯の原因を除去することと、虫歯の進行を止めることです。

これらには、ご自宅で出来ることと歯科医院でする事などが含まれます。
ご自宅での虫歯予防と、歯科医院での虫歯予防を併用しながら、虫歯の無いきれいなお口の中を目指していきましょう。


虫歯予防の基本❶: 歯磨きで虫歯の原因を取り除く

歯磨きで、最も大事なのは夜の歯磨きです。朝や日中の食後の歯みがきも必要ですが、夜は少しゆっくりと歯みがきする時間をとってみましょう。虫歯は寝ているときに進行しやすいので、一日の中でも夜の歯磨きはしっかりと行います。すべてのプラークは夜寝る前に落としきりましょう。

虫歯予防の基本❷: 歯並び

歯並びが悪い場合、歯みがきが行き届かず、歯と歯が重なっている部分は、特に虫歯の発生しやすいのが特徴です。磨きにくい所は、デンタルフロスなどを使って清潔に努めます。そうすることにより、より虫歯予防が可能になります。

虫歯予防の基本❸: 食後の歯みがき

虫歯になり始めの時は、唾液による「再石灰化現象」で自然に修復されていいきます。しかし、一日中ダラダラと食べていると、その修復作業が間に合わなくなり、虫歯を進行させてしまします。
規則正しい食生活が虫歯予防の一歩です

外相予防・マウスガード

芸能人は歯が命

ひと昔前、『芸能人は歯が命』というCMが流行りました。

あのCMは歯の白さを強調していましたが、歯が命なのは芸能人に限ったことではありません。
誰にだって大事なものですが、私はあえて‘スポーツマンこそ歯が命’と言いたいと思います。
最近では、元プロ野球選手のS庄選手や、K原選手のように歯を白くかぶせた選手もいました。もちろん見た目も大事ですが、スポーツ選手にとって歯が重要なのはパフォーマンスを上げるためではないでしょうか。

かみしめることにより、

  1. 力を発揮する
  2. バランスを保つ
  3. 頭頸部を固定する 

などさまざまなスポーツシーンにおいて非常に重要な役割を果たしています。しかし、スポーツには怪我がつきものです。スポーツによるお口の中の怪我も多くあります。それでパフォーマンスが下がってしまってはもったいないですよね


そこで、

   1. 怪我を怖がらずにスポーツをしてもらうため
   2. お口の中で起こりうる怪我の予防のため
   3. スポーツパフォーマンス向上のため

歯科医師が製作して調整できるマウスガードを使ってみませんか?
スポーツの種類やポジションなど、いろいろな要望に出来る限りお答えしながら作っていきたいと思いますので、ぜひ気軽にご相談ください。

マウスガードとは

ボクシングや格闘家が試合の時に口腔内に入れて、試合時の外傷を予防するのが「マウスガード」です。主に、衝撃などで外傷予防を目的で、それぞれのお口の中にあわせてオーダーメイドで作成されます。

マウスガードの利点

主に、歯を食いしばった時などに、お口の中を保護するために装着します。

 ・歯の保護
 ・顎関節の保護
 ・脳震盪の予防
 ・あごの骨の骨折予防
 ・口の中の裂傷予防

スポーツ外傷というのは、試合中よりも練習中にも発生します。
子どもの永久歯を守ったり、脳震盪を予防するためにマウスガードの装着が必要です。
特に成長期のお子様の口腔内は成長により変化しやすいため、歯科医院にてこまめな調整が必要となります。


マウスガード作成の流れ
①お口の中の歯の型をとります。
②型に石こうを入れて模型を作ります。
③軟性プラスチックを器械に装着して歯の模型にかぶせます。
④成形し外形を作ります。
⑤口の中に入れて噛み合わせを調節して完成。
⑥きちんとお口にあうように調整していきます。

オーラルトレーニング

自分の歯を健全に、一生使うため。乳歯が生えはじめたらオーラルケアをスタートしましょう。
誕生から3歳までのお口の健やかな発育のお手伝いをいたします。

調査では、13ヶ月~18ヶ月までの子どもを持つ母親の77.9%が、歯みがきトレーニングがうまくいかずに悩んでいるとのデータがあります。この ような状況を踏まえ、歯みがきトレーニングを乳歯 が生えはじめてから開始し、そして楽しく続けられることを「新習慣」としてトレーニング・サポートを行います。
口腔発育から始まる赤ちゃんの健やかな成長をサポートしてまいります。


❶乳幼児の歯ブラシトレーニング

赤ちゃんが最初に口に入れる歯ブラシから、前歯が生え揃ってきた頃から使うブラシなどを使い分けます。早い段階からブラシの刺激に慣れさせ、お子様の手の発達機能にあわせた握りやすい形状の歯ブラシで、自分で歯みがきする習慣を身につけるトレーニングを行います。

❷歯磨きジェル

歯質を強化するフッ素を配合し、甘味剤には、口の中で酸を作らないキシリトールを使用。
発泡剤、研磨剤、着色料無配合の歯みがきジェルを使用しますので、うがいができない小さなお子さまにもお使いいただけます。
お子様にも安全で歯を強くします。

❸タブレット

虫歯菌(ミュータンス菌)をコントロールする成分を配合したタブレットで日常から虫歯予防をご指導いたします。

市川市歯科検診事業

市川市の歯科検診事業についてはこちらをご参照ください。

「社団法人 市川市歯科医師会」
  1. 市川市歯周病疾患検診
  2. 二十歳の歯科健康診査
  3. いきいき歯力検診
  4. 口腔がん検診